中小企業のIT環境は、PCやサーバだけでなく、クラウド、SaaS、ネットワーク機器、拠点環境まで広がり、日々複雑になっています。
その一方で、更新管理、稼働確認、障害対応、ログ確認、バックアップ確認などの運用業務は、日々の問い合わせやトラブル対応に追われる中で、どうしても後回しになりがちです。
私たちは、こうした日々のシステム運用とセキュリティ対応をセットで整理し、属人化しない運用体制として整えます。
ITILに準拠した運用設計の考え方をベースに、対応手順、管理項目、報告ルール、改善サイクルを明確化。さらに、障害対応や予防策、定型的な確認作業・集計など、効果の高い部分には軽微な自動化も取り入れ、運用品質・再現性の向上とコストの継続的な低減につなげます。
パッチ更新が形骸化している
「再起動が必要だから」「業務に影響が出るかも」と、Windows Updateやアプリの更新が数ヶ月放置されている。
また、パッチ情報の収集ができておらず、最後に更新したバージョンが何だったか分からない。
「何が起きているか」分からない
サーバーのディスク容量が限界に近い、あるいは特定のPCから不審な通信があることに誰も気づいていない。
特定の担当者しか触れない
「あの人が休むとサーバーの再起動すらできない」「設定変更の経緯がブラックボックス化している」という属人化のリスク。
単調な作業に時間が溶けている
アカウントの作成や削除、定型データの投入といった「手作業」が、情シス担当者の創造的な時間を奪っている。
1. 脆弱性管理(パッチマネジメント)
「サイバー被害のニュース」に怯えないための、先回り型セキュリティ
脆弱性を放置することは、鍵をかけずに外出するのと同じです。私たちは、単なる「更新ボタンのクリック」ではない、プロの管理を提供します。
計画的なパッチ適用
Windows Updateや主要アプリケーションの更新を、業務への影響を精査した上で最適なタイミングで適用。各種MDM(Intune等)を用いたリモート管理により、テレワーク端末も漏れなく保護します。
モダンな脆弱性スキャン
専用の脆弱性管理システムを導入し、OSだけでなくインストールされているソフトウェア全体の脆弱性を可視化。取りこぼしのない「ゼロトラスト」に近い運用を低コストで実現します。
2. インフラ稼働監視
「動いて当たり前」を裏で支える、止まらない仕組み作り
トラブルが起きてから慌てるのではなく、予兆を検知して先手を打ちます。
リソース・性能監視
ストレージの空き容量、CPU負荷、メモリ消費量などをリアルタイム監視。将来の拡張時期やスペック不足を予測し、データに基づいた設備投資や、運用による回避策をアドバイスします。
ログ・障害検知
システムの異常ログを漏れなくキャッチし、重大な障害になる前にエンジニアが対応。経営層にも分かりやすい「インフラ健康診断レポート」を定期的に提出します。
3. ITIL準拠 × SREアプローチによる「高度・安価な自動化運用」
単調な手作業(トイル)を排除し、運用の質とコストを劇的に改善
私たちの最大の強みは、「人海戦術による運用代行」ではない点です。
ITIL準拠の標準化プロセス
インシデント管理、問題管理、変更管理など、ITILに基づく世界標準のフレームワークを採用。担当者の「勘と経験」に頼らない、誰が対応してもブレない高品質な運用を約束します。操作ログの証跡管理や内部統制の強化にも直結します。
SREによる徹底的な自動化
ソフトウェアエンジニアリングの視点で運用を再構築します。アカウント発行、定期的なデータ投入、バックアップの整合性確認など、人間が手作業で行うべきではない業務(トイル)を、RPAやスクリプト開発によって徹底的に自動化(コード化)します。
「高度なのに安価」な理由
自動化によって人的工数・ヒューマンエラーを極限まで削ぎ落とすことで、ランニングコストを大幅に圧縮。高い技術力に裏打ちされた「手放しのシステム運用」を低価格でご提供可能にしています。
【ケース1】「ひとり情シス」の負担を80%削減(製造業・従業員120名)
課題
情シス担当者がPC修理とアカウント管理に忙殺され、サーバーのパッチ適用やバックアップ確認が半年間放置されていた。属人化も進み、担当者が不在になると運用が止まるリスクを抱えていた。
解決
当社では、SREアプローチによる運用の自動化と、ITIL準拠の標準化プロセスを同時に導入。
日次チェックやアカウント発行などの定型業務はスクリプト・自動化ツールでコード化し、人手に依存しない運用へ移行。
さらに、インシデント管理や変更管理などの運用フローをITILベースで整備することで、 担当者が不在でも業務が止まらない体制を構築。
その結果、情シス担当者の作業負荷は約80%削減され、DX推進などのコア業務に専念できる環境を実現。
【ケース2】ランサムウェア対策とITガバナンスの強化(専門商社・従業員250名)
課題
M&Aにより事業が急拡大したことに起因し、全国拠点のPCのセキュリティ状態がバラバラとなり、いつウイルス感染が起きてもおかしくない不安があった。
また、全体のリスク状況を把握する手段がなく、経営判断にも影響を及ぼしてた。
解決
MDMと連携可能な脆弱性管理基盤を導入し、全端末のセキュリティ状態を一元管理。
OSやアプリケーションのパッチ適用状況をリアルタイムで可視化し、抜け漏れのないセキュリティ運用を実現。
さらに、ITILに基づくインシデント管理プロセスを整備し、対応フローの標準化と迅速化を実現。
加えて、毎月のセキュリティレポートを経営層へ提出することで、リスクを“感覚”ではなく“データ”で把握できる体制を構築。
システムアセスメント(現状調査)
現在のサーバー、ネットワーク、端末の状況、手順や台帳などを調査し、潜在的なリスクや手作業(トイル)となっている箇所を洗い出します。
お見積り・ご契約
業務範囲のヒアリングとシステムアセスメント、納入物の内容を元に、お見積りをご提示致します。その後、契約締結の上で業務を実施いたします。
運用設計・ドキュメント作成(ITIL準拠)
貴社の業務ルールに合わせ、世界標準のフレームワークに則った運用フロー(インシデント・問題・変更管理)を設計。「暗黙知」を「形式知」へ変換します。
自動化・ツール導入(SREアプローチ)
監視システムやパッチ管理ツールをセットアップ。RPAやスクリプト開発による定型業務の自動化プログラムを構築します。
運用開始・継続改善
日々のモニタリングとパッチ適用を開始。自動化によるコスト削減効果の測定と、パフォーマンス向上のための改善提案を継続的に行います。